- 監督
- ジョエル・コーエン
- 製作
- イーサン・コーエン
- 脚本
- ジョエル & イーサン・コーエン
- 撮影
- ロジャー・ディーキンズ
- 音楽
- カーター・バーウェル
- 出演
- ジェフ・ブリッジス(デュード)
ジョン・グッドマン(ウォルター)
スティーヴ・ブシェミ(ドニー)
ジュリアン・ムーア(モード)
ジョン・タトゥーロ(ジーザス)
- 制作年
- 1998年
- 製作国
- アメリカ
- ストーリー
-
同姓同名の大富豪ビッグ・リボウスキに間違えられ、チンピラに襲われた中年男デュード(ジェフ・ブリッジス)。しかし襲われたことよりも「部屋のアクセント」になっていたお気に入りのじゅうたんを汚されたことがどうしても許せない彼は、ボウリング仲間のウォルター(ジョン・グッドマン)の入れ知恵で「じゅうたん代」をせびるために本物のビッグ・リボウスキ氏に会いに行くが...。
生まれながらのスローライフ実践者である(単なるなまけ者とも言う)主人公のデュードを始め、おちこぼれ中年たちが活躍する(墓穴を掘るとも言う)脱力感満載の物語を、コーエン兄弟が時にシニカルに、時にハートフルに描くサスペンス・コメディ。
とにかくまともな人間が出てこない。男も女もどこかしらズレている。そして彼らがそのことをちっとも気にしていない(気づいていない?)のも凄い。この奇人変人のオンパレードを、今回も一筋縄ではいかない役者陣が嬉々として演じている。
主人公デュードを演じるジェフ・ブリッジスのダメ人間っぷり、間が悪くていつも会話に加われないドニーを演じるスティーヴ・ブシェミの存在感、とても「バートン・フィンク」と同一人物とは思えない、スパニッシュなゲイを演じるジョン・タトゥーロの奇怪さなど、役者の腕の見せどころが満載である。
中でもデュードの相棒ウォルターを演じたジョン・グッドマンの怪演には、またしてもしてやられた。ちなみにウォルターは、何か行動するたびに事態を悪化させていくという迷惑きわまりないキャラ。ことある毎に「ベトナム」を持ち出してキレるのも完全にギャグ化していて可笑しい。
登場人物が多いためにその関係性が1度見ただけではわかりにくく、全体にやや冗長でコーエン兄弟の「最高傑作」とは言えないかもしれないが、「ちょっと人生に疲れてダラダラしたくなったとき」(汗)にまた見たくなる、世のダメ人間たち(筆者含む)に癒しと救い(?)を与えてくれる怪作。
- オヤジロックの星、CCR
-
ヒッピーくずれの主人公・デュードの愛するバンドが CCR(Creedence Clearwater Revival)なのが「いかにも」といった感じ。彼の「CCR は好きだがイーグルスは嫌い」といったこだわりも面白い(笑)。
70年代に一世を風靡した CCR の曲は、最近のドラマや映画でも挿入歌として使われることが多い。そう言えば「デスパレートな妻たち 3」で、リネット(フェリシティ・ハフマン)がドライブ中にラジオから流れる「プラウド・メアリー」をノリノリで聴いていたのには驚いた。キャリアウーマンで高級住宅地に住むアッパークラスな感じの彼女が、アメリカ南部の泥臭いオヤジロック(失礼)を聞いているのがイメージに合わなかったからである。
もっとも「プラウド・メアリー」はティナ・ターナーなどもカヴァーした名曲なので、そんなに不思議なことでもない?
※クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル - Wikipedia
CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
「CHRONICLE THE 20 GREATESTHITS」(amazon)
「プラウド・メアリー」「スィート・ヒッチ・ハイカー」「雨を見たかい」など、CCR のヒット曲を網羅。リンク先で試聴可。
- 関連リンク
- 07/10/27
- レビュー > コメディ
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