- 監督
- ミシェル・ゴンドリー
- 製作
- ジョルジュ・ベルマン
- 脚本
- ミシェル・ゴンドリー
- 撮影
- ジャン=ルイ・ボンポワン
- 音楽
- ジャン=ミシェル・ベルナール
- 出演
- ガエル・ガルシア・ベルナル(ステファン)/シャルロット・ゲンズブール(ステファニー)/アラン・シャバ(ギィ)/ミュウ=ミュウ(母クリスチーヌ)/エマ・ド・コーヌ(ゾーイ/ゾエ)
- 制作年
- 2006年
- 製作国
- フランス/イタリア
- ストーリー
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仕事も恋もうまくいかないステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、メキシコで一緒に暮らしていた父の死を機に母の暮らすパリへ帰郷する。そこでアパートの隣人ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)に恋した彼は、次第に現実と妄想の区別がつかなくなっていく。
男性版「アメリ(*1)」とでも言えば良いのか、一風変わった「妄想系」の恋愛コメディである。
特筆すべきは、主人公の妄想シーンに出てくるペーパークラフト系アートの数々。日比野克彦(*2)氏の段ボールアートを彷彿とさせる、その凝りに凝った小道具たちを眺めているだけでも楽しい(映画同様に凝った作りの公式サイトを見てもらえれば、その雰囲気は一目瞭然)。
物語は、妄想癖のある青年が激しい恋心ゆえに現実と妄想の狭間でもがき苦しむさまを、コミカルに描いていく。一見突飛な話に見えるが、言ってしまえば恋愛とはもともと「自分勝手な理想像を相手に投影して盛り上がる」もの。程度の差こそあれ「妄想モード」におちいってしまうのは自然な成り行きとも言える。
少なくとも恋愛時には普段と異なる精神状態になっていることは確か。後で冷静になって考えると赤面するようなことの一つや二つは、経験者なら誰でも思い当たるフシがあるハズ(かく言う筆者にも二度と想い出したくない言動の数々が...)。
そう考えると、主人公の様々な葛藤も恋愛という「やっかいなビョーキ」の愛すべき症例のひとつに過ぎないのかもしれない(まぁ彼の場合、かなり重い症状ではあるのだが...)。
- キャスト紹介
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主人公ステファン役のガエル・ガルシア・ベルナル(Gael Garcia Bernal)は、 1978年11月30日生まれ、メキシコ出身の俳優。父親のホセ・アンゲル・ガルシアは俳優、母親のパトリシア・ベルナルは元モデル・現女優。7才で初舞台を踏み、その後TVドラマや短編映画出演を経て20才の時に長編映画(「アモーレス・ペロス」)デビューを果たす。
- 「ブエノスアイレスの夜」(2001年・アルゼンチン/スペイン)※「グスタボ」役
セシリア・ロスと共演したラブストーリー。 - 「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2003年・英/米)※「チェ・ゲバラ」役
革命家チェ・ゲバラの青春時代を描いたロードムービー。 - 「バッド・エデュケーション」(2004年・スペイン)※「イグナシオ」役
ペドロ・アルモドバル監督の半自伝的衝撃作。
ステファニー役のシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)は、1971年7月21日生まれのフランス人歌手 & 女優。父親はミュージシャン & 監督のセルジュ・ゲンズブール、母親は女優 & 歌手のジェーン・バーキン。
- 「なまいきシャルロット」(1985年・仏)
記念すべき初主演作品。 - 「セメントガーデン <ルナティック・ラブ/禁断の姉弟> 」( 1992年・英/仏/独)※「ジュリー」役
現代英国文学の問題作を映画化。 - 「21グラム」(2003年・米)※「メアリー」役
一つの心臓を巡り交錯する3人の男女のドラマ。
ギィ役のアラン・シャバ(Alain Chabat)は、1958年11月24日生まれ、アルジェリア出身の監督 & 俳優。
- 「カンヌ映画祭殺人事件」(1994年・仏)※「セルジュ・カラマーゾフ」役
アラン・シャバが脚本も担当したナンセンス・コメディ。 - 「ディディエ」(1997年・仏)
アラン・シャバが監督・脚本・主演の三役をこなしたコメディ。 - 「ミッション・クレオパトラ」(2002年・仏)※「ジュリアス・シーザー」役
これも監督・脚本に加えシーザー役で出演したコメディ。
母親役のミュウ=ミュウ(Miou-Miou))は、1950年2月22日生まれ、フランス・パリ出身の女優。
- 「バルスーズ」(1973年・仏)※「マリー」役
ジェラール・ドパルデュー と共演したコメディ。 - 「夜よ、さようなら」(1979年・仏)※「マリア」役
女流作家ジャンヌ・コルドリエの自らの体験を基にした小説の映画化。 - 「読書する女」(1988年・仏)※「コンスタンス/マリー」役
レイモン・ジャンの同名の小説を映画化。
ステファニーの友人ゾーイ/ゾエ役のエマ・ド・コーヌ(Emma De Caunes)は、1976年9月9日フランスの人気若手女優。父はコメディアンで俳優のアントワン・ド・コーヌ、母はドキュメンタリー作家ガエル・ ロワイエ。
- 「モンディアリート」(2000年・スイス/フランス)※「ルイザ」役
W杯会場マルセイユをめざす孤独な中年男と家出少年のロード・ムービー。 - 「ジョルジュ・バタイユ・ママン」(2004年・仏)※「アンシ」役
思想家ジョルジュ・バタイユの遺作「聖なる神」を映画化。 - 「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」(2007年・英)※「サビーヌ」役
Mr.ビーンの劇場版第2弾。
- 「ブエノスアイレスの夜」(2001年・アルゼンチン/スペイン)※「グスタボ」役
- 監督紹介
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ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)は、1963年5月8日生まれ、フランス・ヴェルサイユ出身の映画監督。ミュージック・ビデオ界出身でビョーク、R・ストーンズ、レディオヘッドなど数多くのヴィデオ・クリップを制作。
- 「ヒューマン・ネイチュア」(2001年・米/仏)
スパイク・ジョーンズ & チャーリー・カウフマンの「マルコヴィッチの穴」コンビと組んだブラック・コメディ。 - 「エターナル・サンシャイン」(2004年・米)
ジム・キャリー主演の一風変わった恋愛ドラマ。 - 「僕らのミライへ逆回転」(2008年・米)
ジャック・ブラック主演の奇想天外なコメディ。
- 「ヒューマン・ネイチュア」(2001年・米/仏)
- 関連リンク
- 09/01/29
- レビュー > コメディ
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