- 監督
- デヴィッド・リンチ
- 脚本
- ジョン・ローチ / メアリー・スウィーニー
- 撮影
- フレディ・フランシス
- 音楽
- アンジェロ・バダラメンティ
- 出演
- リチャード・ファーンズワース(アルヴィン)
シシー・スペイセク(ローズ)
ハリー・ディーン・スタントン(ライル)
エヴァレット・マクギル(トム) - 制作年
- 1999年
- 製作国
- アメリカ
- ストーリー
-
アイオワに娘と2人で暮らす老人アルヴィン・ストレイトのもとに、10年来仲違いしていた兄ライルが倒れたとの知らせが入る。この機を逃すと今生の別れになってしまうかもしれない...。そう思ったアルヴィンは兄と和解する決心をする。しかし車の免許を持っていなかった彼は、娘の反対を押し切りトラクターで500キロ離れたウィスコンシンへと向かう。
この作品を見るのは2度目。実は感動のラストシーン以外は何も覚えていなかったのだが(汗)、今回あらためて見なおしてみると、ひとつひとつのエピソードが実に丹念に作られていて印象深かった。
例えば、家出娘に家族の大切さを語って聞かせるシーン(*1)。女性ドライバーにひかれたシカの死体を埋葬してあげるのかと思いきや、ちゃっかり夕食のおかずにしてしまうシーン(笑)。自転車レースの若者に半笑いで「年をくって最悪なことは何だい?」と無礼な質問をされ、「それは若い頃を覚えていることだ」とやり返すシーン。トラクターの修理代をぼったくろうとする双子の兄弟に対して、修理代を値切りつつも(笑)兄弟の大切さを説くシーン。神父さんに兄への思いを涙ながらに切々と語るシーン...などなど。
その中で主人公のアルヴィン翁が語るひとことひとことが、決して説教くささを感じさせずに(ここ大事ね)ストレートに心に染みてくる。こういうのを人徳と言うのだろうか。筆者も将来はこんなジイさんになりたい...。
時間のあるときに、じっくりと味わいながら見てもらいたい逸品。
- *1
-
家出娘に家族の大切さを教えるために彼がした話が、毛利元就「三本の矢」にそっくりだったのには笑った。アメリカにも似たような言い伝えがあるのだろうか?
- 07/10/27
- レビュー > ヒューマンドラマ
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