- 監督
- ティム・バートン
- 脚本
- キャロライン・トンプソン
- 音楽
- ダニー・エルフマン
- 出演
- ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、 ダイアン・ウィースト
- 制作年
- 1990年
- 製作国
- アメリカ
- ストーリー
-
丘の上にそびえ立つ奇妙な屋敷を訪れた化粧品のセールスウーマンのペグは、そこで人造人間エドワードと出会う。自分を作った発明家が死んだために屋敷にたったひとり取り残されたエドワードを気の毒に思ったペグは、彼を我が家へ連れて帰る。するとすぐに噂は広まり、好奇心旺盛な町の住民たちが次々に押しかけてくる。
多くの示唆に富んだ現代の寓話。
人は自分と異なる存在に出会ったとき、自分の都合に合わせて懐柔(かいじゅう)するか、それができなければ排除しようとする。しかし決して彼らを「理解」しようとはしない。この作品は、そうした我々人間のエゴを痛烈に皮肉る。
エドワード自身の抱える問題も興味深い。愛する者に近づこうとすればするほど、己のハサミで相手を傷つけてしまう彼の苦悩は、現代人が抱える「ヤマアラシのジレンマ」(*1)そのものとも言える。
ちなみに、当初エドワード役の候補に挙がっていたトム・クルーズは、ハッピーエンドではなかったがためにオファーを断ったらしい。しかし確かにこの作品は悲劇的ではあるものの、救いがないわけではない。エドワードは下界に降りたせいで深く傷ついたが、同時に人を愛し人に愛される喜びも知ることができたのだから...。
彼女の思い出を胸に、氷の像を彫って町に雪を降らすラストシーンが切なくも美しい...。
- 07/10/10
- レビュー > SF / ファンタジー
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